会社の事業として、プリペイドSIMカードの販売を行なっておりますが、
同業他社の動向を見ていると、気になる傾向が。
“Amazonプライムの対象外です。”
つまりは、AmazonのFBA倉庫へ納品せず、各社が在庫を持って自社発送しているということなのですが、なぜだろう?と不思議に思っていると、
Amazonからの通達により、納品できなくなりましたので…、という記述。
弊社にはそのような連絡は来ていないので、Amazonのカスタマーサポートへ連絡したところ、
“プリペイドSIMは金券にあたるので、FBA出品できません”
?
金券??
AmazonのFBA禁止商品にはこのような記述があります。
例えばプリペイドカードであれば金券として買取店で現金化できると思いますが、少なくとも日本で買い取って現金化してくれる店などないはずです…。
しかも、全ての同ジャンルの商品に適用されているわけではなく、差は何なのかということを質問しているのですが、
“プリペイドSIMカードに関する知識を持ちあわせていませんので、確認してご連絡差し上げます”
というワケの分からない返答で、問い合わせを打ち切られました。
自社発送とFBA販売の差は?
では、自社発送とAmazonのFBA倉庫へ納品して、Amazonから発送してもらうとの差はどうでしょうか。
FBA料金シュミレーターで調べることができます。
例えば、SIMカードを1枚3,000円でAmazonで販売した場合、
出品手数料は販売価格の10%です。
(手数料率は出品商品ジャンルにより異なります)
そのため、出品手数料は300円で同じですが、
FBA手数料は246円で、差はここになります。
自社発送で別途送料を購入者に請求しない場合は、郵送料コストを246円未満に抑えれば、儲けは少し増えます。
郵送料コストを1通246円以下に抑えることは難しくないのですが、発送業務に従事する要員を常に確保しておく必要があるので、その点不便ですね。
香港のSIMカードの場合、香港のある場所に在庫しておいて、郵便で送ることが可能。
香港郵便だと追跡番号なしで日本円で1通100円を切るコストが実現できますが、到着までに半月ほどかかるということで、安全性・信頼性を確保できません。
追跡番号有りなら246円前後で郵送可能でしょうが、それでもスピードはEMSほどではないですから難しいですね。
今後も、Amazonのカスタマーサポートとしつこいくらいに、FBA納品禁止商品にあたらないのでは?という交渉は続けていきます。
自社発送とFBA納品(Amazonプライム)の2つであれば、後者が有利には違いないので。
※追記: 2017/02/28
あるSIMカードをFBAへ納品しようと操作すると、
このような画面になってブロックされるのですが、別のSIMを納品しようとすると同じ画面にならないので、一部の売れ筋商品がブロックされているのかもしれません。