日本商品をネットで買いたい中国人が気にしていること~国内在庫~

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淘宝網で毎日、顧客と会話していると同じような事をいつも聞かれます。

たいていは違うお客さんですから、一応ちゃんと答えています。

(でも同じお客さんが別々の日に同じ質問を書いてくるのは、さすがにうんざり)

ちょうど、今日チャットで広告を売ってきた人がいて、ちょっと気になりました。

chatrobot

青字の人が顧客で、赤字のほうが販売側だそうですが、赤字の人のほうがロボットカスタマーだそうです。

1ヶ月30元(約540円)からだそうで、ちょっとだけ心が動きました(笑)

さて、今回はいつもうんざりするくらい質問される「1つのこと」にスポットを当てます。

現貨(在庫ある?)

Michael kors

例えば、こんな時計を売っていたとします。

表示では、庫存(在庫数)69件と書いていますが、大半の店舗(私の店舗もそうですけど)は実際の数と合致していません。

よって、まず顧客はチャットで、

「这有吗?」(これある?)

と聞くことから始めます。

私の店舗は基本は無在庫販売ですので、日本の市場で仕入れできるかどうかを確認してから、有るか無いかを答えます。

聞かなくてももちろん購入できますが、決済した後に「実は在庫ありませんでした。返金します。」というやり取りをするよりは、先に有るか無いかを確認してもらい、販売可能で且つ顧客に納得してもらった上で、購入してもらったほうが断然いいですね。

次に聞かれるのが、

「有現貨吗?」(実際に在庫持ってる?)

ということ。

もし、日本で顧客対応して、発送も日本から行なっている場合、ここで「有」(あります)というのは、実は正しくありません。

顧客が聞きたいのは、日本にいる販売者のところに在庫があるかどうかは正直どうでも良く、中国国内に在庫があるか。つまり、

「国内有現貨吗?」(国内に在庫持ってる?)

を略した言葉が「現貨」(シィエンフオ)なんです。

“現貨”か直送かは顧客の好みが分かれる

なぜ、「現貨」があるかないかを聞いてくるのでしょう。

ここで重要な要素は、販売者から顧客へ配送する運賃です。

中国の快递(クァイディー)と呼ばれるいわゆる「宅配便」。

配送する距離・重さ・配送に求めるスピードによって、運賃が異なりますが、概ね1kg以下の荷物であれば、発送地から近隣であれば5~10元(約90~180円)、遠方になると25元(約450円)前後で対応できます。

私の店でも一部、中国の企業様に協力頂いた上で、「国内現貨」があって、かつ発送まで代行してもらっているアイテムがあります。

発送地が上海で、江浙沪(上海・浙江省・江蘇省)行きなら6元、北京行きなら12元の運賃です。

順豊速递と呼ばれる会社なら上海→北京でも翌日配達できて、これで23元です。

一方、日本から直送する場合はどうでしょう。

cf: 料金表(EMS:取り扱い国すべて) (日本郵便)

EMSで中国宛ならスタートが300g以内900円です。

人民元に直すと、50元を突破します。

それを考えると、国内に在庫があるほうが運賃を安く抑えられる分、総額を安く抑えられる可能性があって、商品到着までに遅くとも3日くらい待てばすぐに着きますので便利と言えば便利ですね。

じゃあ、「増山はなぜ現貨しないの?」と疑問に思うでしょう。

私の事業は、まだまだ小規模で中国法人を持っていません。

それでも、私の判断ひとつで小規模の在庫持ち・管理・発送までの「現貨一式」をアウトソーシングすることも可能でしょう。

(私の妻に妹が何人か居るので、お願いすることだって不可能じゃない)

一方でリスクもあります。

中国で在庫を持つための運賃・関税云々という問題はこの際抜きにして、リスクは「顧客に与えるであろう、それって本当に日本のモノなの?」という疑惑です。

一部人気商品は、簡単にコピーされてしまいますので、商品紹介写真を本物を使ったとしても、実際に発送するものはコピー品という「荒業」も可能ではないです。

だって、タオバオだから(笑)

今、現状で私が行なっているのは日本からEMSで直送する

「直郵」(ジーヨウ)

正確に言えば「日本直郵」で、「有現貨吗?」と聞かれれば「日本直郵」と返しています。

中には、現貨が良いのかこの回答でハイ、サヨウナラという人もいますが、このあたりは顧客の好みが分かれます。

「直郵」の良さは、運賃は高いけど、

ニセモノを製造していない(大前提の)日本商品を日本から直送する。

ということですよね。

これでも、運が良ければ中国で販売している正規ルート品より販売金額を少なめに抑えられることだってあるのです。

(中国へ輸出する際、中国側で輸出関税および対法人であれば17%の増値税が課されるので、原価が高くなりがち)

EMS発送もバカにはできないもので、

沿岸部の税関がある都市(上海・北京・広州・大連・青島・杭州)であれば最短で2日で配送完了することだってあるのです。

多少遠方であっても、7日前後で届けることができるのです。

中には、「1週間程度で日本のホンモノが手に入るなら、全然待てるしむしろ速い方」

と考えている人も少なくはありません。

説明が長くなりましたが、とりあえず今日のところは「現貨」という言葉の意味は十分理解して頂けましたかな??

また、気になるワードは、思い立った時に書いていきますね。

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