中国人相手に商売することは実に恐ろしいことなんですよ

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私のブログでも散々書いている通り、中国人相手に日本商品が売れています。

銀座?百貨店?ドン・キホーテ?などに中国人が溢れています。

それに刺激されて、「越境EC」という言葉ができたり、「中国の方に日本の商品を売るんだ!」と意気込む人は実に多いです。

また、そういった方たちを集めようと、いろんな仲介業者が中国のECサイト・ショッピングモールへ出店させようとしています。

それに乗って、頑張って出店に成功できました。

その後、順調に売り上げが上がっていますか?

売れて売れて仕方ないというなら、おめでとうございますなのですが、私の感覚値ですが本当に成功できているプレーヤーはほんの一握りなのではないでしょうか。

実際のところ、私もまだまだ成功しているプレーヤーだとは思っていませんし、もっと工夫すればチャンスがあると思っています。

しかし、先に言い訳しておきますが(←ダメプレーヤーの証明)、まだ幅が広がらない、自分で制約してしまっている(結局、全部1人でやりきろうとしても、できることはそんなに多くはない)。

でも、私は自分1人で今まで1年ほどやってきた中で、良かったこと・悪かったことの体験があります。

当たり前の話ですが、越境ECを立ち上げれば自動販売機のようにお金がザクザク降り注ぐわけはありません。

騙されてひどい目に遭ったという体験も少なくありません。

今回は、私が体験した実例から、中国人相手に商売することの恐ろしさを紹介します。

ひとりの輸入貿易を全く知らないおばさんにやられた

2015年3月19日、中国・広東省汕頭(スワトウ)市に住む1人の顧客から、ある1種の品物を30個・総額で20万円強の注文が入りました。

早速手配して、EMSで注文翌日に発送しました。

しかし、後日顧客から連絡があって、品物が届き、その場で検査したが、品物が30個のうち26個しか確認できないがどういうことなのかと言われる。

結局、その品物は要求した個数を満たさないという理由で、日本へ返還ということになりました。

(失くなった4個は郵便局へ損害賠償請求が認められて、返金に)

2015年4月1日、同じ顧客からもう一度30個送って欲しいと言われ、返還の荷物が届かないうちに、新規で30個仕入れて翌日発送しました。

しかし、約1週間後に商品が届かないがどうなっているのかというクレームがつく。

EMSの追跡情報を見ていると、汕頭市までは届いている。その後のトラブルではないかと推測したが、おもむろに顧客が送ってきた1枚の画像で事態を悟ることとなりました。

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この紙は、中国の税関(海関)で止まったので必要な手続き(関税支払い)をすることによって、品物を受け取ることができる。ということを指し示しています。

関税は10%近い940元(約18,000円)でそれを払えば問題ないのですが、ここで問題が。

顧客(30~40代くらいのおばさん)が、「なぜそんなカネを払わなければいけないのか」「家から税関までバスで片道3時間くらいで交通費が片道180元(約3,300円)かかる。面倒だ」「そもそも品物が届かないのだから全額カネを返せ」とゴネ始めました。

実際に事態を打開すべく顧客本人に国際電話をかけましたが、言葉がロクに通じない(私は北京語を話しているが、現地の人の多くは潮汕話という全く違う方言を話していて通じない)。

そんなこんなしているうちに、罵り合いとなり、もともとこちらに落ち度が何もなかったはずなのに、20数万円分の代金が全額相手側へ返ってしまう羽目に。

日本の郵便局に補償を求めるも、品物が紛失したわけではなく、中国(税関)まで届いているということを理由に拒否を受けてしまいました。

品物が税関に止まったまま、20数万円の損失を食いました。

こちらからも、中国の税関へ直接電話して何度もコミュニケーションを図るものの、「受取人本人が直接手続きに来ないといけない」「(手続きしなかった場合に自動で返送する)保管期限は分からない」と言われ続け、3ヶ月以上何もできないまま、時間が過ぎて行きました。

業を煮やした私は行動に出た

2015年7月28日、別の用事で中国の上海市・杭州市へ行っていた私・増山が上海・虹橋空港からの航空機で降り立ったのは、ここ。

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掲陽潮汕空港

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とりあえず、空港バスで汕頭市内まで行ってみた。

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降ろされたのはここ。とりあえず市の中心ど真ん中だ。

ここで相手に電話してみることにした。

「今、汕頭に来ているんだけど、いつ都合が良い?」

当然、相手はハアッ?という態度。既に午後2時くらいでとりあえずアポでも取ってと思ったのだが、なんで行かなければ行かないのかとゴネる。

仕方がないので、近くに停まっていたタクシーを拾い、相手の住所まで行ってみることにしました。zeikan07

市内から約50kmのとんでもない田舎・成田鎮というところに着きました。

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タクシーでちゃんとメーターを倒したら、片道が本当に180元でしたが、3時間もかからず1時間ほどで着きました(笑)

書かれる住所へ行ったのですが、それらしい人物がいません。

そこで通りすがりの老人に、「○○という人物を知っているか」聞いたわけですが「知らない」と。

ただ、それでは手がかりがつかめないので、無理にお願いして電話もらうことに、その時は現地の方言で話は通じていたのですが、次にいつ出てくるのか、確認の電話をしたところで、電話が通じなくなり・・・。

逃げたのです。

とは言っても、全く知らない土地。どこへ逃げたかのアテなどつかめるはずもないので、歩いて何とか現地の派出所を探し当てました。

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警官に事情を説明したのですが、該当の人間は地元の戸籍の人物ではないので、本当の住所や居場所を探ることはできないし、調べようもない。

ただ、税関に行って事情を説明すればいいのではないか。というアドバイスを受けたので、そのまま(税関のある)汕頭市内へUターン。

もう日が暮れていたので、翌日の朝一番に税関へ乗り込むということで、ホテルへ。

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翌日・・・。

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朝まだ誰も来ていない税関で誰かが来るのを待ち、

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事情を説明して、相手が手続きする意思がないことを伝えたところ、見事日本へ差し戻ししてくれる合意を取り付けました。

差し戻しにはなったが、荷物が戻ってこない・・・。

手続きを取って、日本へ帰国したわけですが、その後一向に荷物が戻ってこず。

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もともと、EMSで発送したのに、返送に船便を使われたようで、8月初めに差し出した荷物が、日本(川崎)に届いたのが9月半ば。そこから数回検査でたらい回しされて、手元にやっと戻ってきたのは10月始め。

実に半年ぶりに悲しみの?対面となりました。

30個のうち10個は故障していたので、郵便局からの賠償が認められ、残りの20個は価格を下げて何とか売り抜き、20数万円の損失を見事補填することができました。

リスクはあるが、売れればこんなに面白いビジネスはない!

私は実際、このほかにもいろいろなトラブルや詐欺に遭った経験があります。

よって、対中国ビジネスはリスクはつきものです。

そして、売れるまではそれなりの努力・試行錯誤はしなければいけません。

でも、ひとたび売れれば、中国人はどんだけ買うんだよ!というくらいに猛烈に売れるというのも事実。

だから、このビジネスは面白くてやりがいはあります。

でも、相当体力的に疲れますが(笑)

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コメント

  1. […] というところでしょうか。いやはや、経験者のみが語れる面白さ!先ずは早速元の記事をご覧ください!これ読まないと私のこの記事の後半部分につながりませんので。笑   ※増山さんの激熱バトルはコチラ←をクリック! […]