本当に魅力ある商品は中国人に売れる!(でも勝手には売れない)

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売れそうな面白い商品と「発掘」した商品が爆売れ!

約1年間、中国の淘宝網(タオバオ)で商品を売ってきて、面白い体験をしたのは、自身でこれは中国人に売れそうな面白い商品だと思って「発掘」したものが爆売れしたことですね。

既に該当商品はもう出品していないので、壮大にネタばらししてしまいますが、その商品がハイアールジャパンのAQUAブランド(旧・三洋電機)から発売しているハンディ洗濯機のCOTONという商品。

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出典: COTON

ちょっと汚れたシミでも、その場でたたき洗いできるという洗濯機です。

私のような弱小販売者だと、

いかに商品(梱包含めて)が軽くて、利益が取れるか

が生命線です。

中国から逆に商品を輸入してAmazonなどで出店している人も同じことを考えているのではないでしょうか。

彼らは淘宝網やアリババなどで仕入れて、その商品を物流会社を使って日本へ運んでくるわけですが、当然軽いほうが輸送コストが安いので、ライバルが少なければ利益が多く取れる可能性があるわけです。

重い品物になると、商品価格そのものより送料が高くなることもあり、お客様から見たら、「日本で買ったらもっと安く買えるだろう」とツッコミを受けると思います。

それなりの「適正価格」で、お客様の目を誤魔化すためには軽いものが望まれるのですが、このハンディ洗濯機・COTONだと本体が300gほどで梱包入れても500gくらいにまとまるなかなかいい商品です。

実は、この商品の販売価格は税込み10,800円+EMS送料1,100円(500gまで)で仕入れと運送コストが11,900円に対して、当初888元(約17,500円)で淘宝網で販売していました。

1台売れるごとに5,000円も儲かるというモンスター商品だったわけです。

全部で200台くらいは売れたので、儲けは各自計算してください(笑)

でも、出したら勝手に売れたわけではない。アピールが必要

ただ、勘違いして欲しくないのは、質の高い日本製品なら何でも売れるというわけではないんです。

もし、それで売れているのなら、越境ECに関わっている人みなが潤って潤ってもっと日本が活性化していてもおかしくないはずです。

しかし、現実はもっと売れてもいいはずなのに、その恩恵が受けられていない人が少なくないのです。

cf: こんなはずでは!中国人爆買いでも潤わない地元経済 ドンキ、イオンが大賑わいの一方で地元商店街は・・・ (JB Press)

↓一部引用

「鹿児島の中心部にせっかく天文館という繁華街があるのに、観光客はあまり訪れません。天文館にある老舗デパート『山形屋』も素通りされてしまいます」

天文館の商店は銀聯カードの導入や免税システムの推進を行うなど、中国人観光客を受け入れるための工夫と努力を重ねてきた。だが、天文館の老舗店主は「たまに観光客が押し寄せてくることがあっても、結局、全国チェーンのディスカウントストアやドラッグストアで買い物をして船に戻ってしまう」と嘆く。

 国際市場の開発を模索する地元焼酎蔵「天星酒造」の取締役、池亀貞光さんは、「“安さ”だけが日本の売りでいいのか」と、こうした現状に危機感を抱く。

 訪日旅行客の増加は、地元に新たな商機をもたらす。にもかかわらず、訪日観光客が訪れるのはナショナルチェーンの店ばかり。地元で商機をものにできるのは、一部の商社や流通業者など一握りの企業だけである。「中小・零細企業はなかなかインバウンド消費の恩恵にあやかれないでいるのです」(池亀さん)

しかし、現実はもっと売れてもいいはずなのに、その恩恵が受けられていない人が少なくないのです。

この商店街の人たちは、中国人の爆買いを当て込んで決済システムなどの整備に投資したにも関わらず、ドン・キホーテやイオンといった大型チェーン店に客を持って行かれて、甘い汁を吸えていないという嘆きです。

残念ながら、彼ら鹿児島の人は中国人そのものを理解しておらず、ヒトという物体が勝手に行動してくれることで、自分たちが儲かると勘違いしています。

ドン・キホーテやイオンは、商店街と同じように銀聯カードや免税システムを導入していて、状況にさほど変わりはないですが、中国人の知名度が比較的高めで、その知名度が生きてお客様がどんどんそちらに流れていく。

中国人からすれば「天文館?山形屋?何それ?それより唐吉诃德(ドン・キホーテ)!」となってしまうのは当然のことで、どんなにシステムを整えても知名度が皆無に近ければ、存在していないのと同じなのです。知ってもらうためのアピールが必要です。

私がかつて販売していたCOTONは、出したら勝手に爆売れしたわけではなく、当初しばらくは誰も興味を示さず販売実績ゼロでした。

偶然がもたらした爆売れ、いかに認知されるかが大事

実際、私が販売していたCOTONは、ある時を境に注目を集め始めて、徐々に売れ始めたのです。

世界最小洗衣机有多小?海尔Coton表示装兜里千万别掉了 (中国語)

このように、中国のウェブメディアが「世界最小の洗濯機」と謳ってCOTONに注目するという偶然が起きたのです。

人々へ商品が認知されて、商品の良さが分かってくれれば売ることはさほど難しいことではありません。

いかに、いち早く商品を「発掘」して、人々に認知してもらって、「先行者利益」が得られるか

なのです。

現に今、「爆買いアイテム」に指名されている商品というのは、テレビやウェブなどのメディア(有名芸能人のお墨付きがあれば強力)からの認知、そして実際に商品を買って試した人の口コミがバイラルして拡大したものばかりなんですね。

COTONのその後

そのように儲かっていた商品なら、なぜ今売らなくなったのかと疑問に感じる方もいるでしょう。

私が最初に淘宝網に出品して当初1台5,000円以上の儲けが出ていた商品がどうなったか。

当然、メディアに取り上げられたり、口コミがバイラルすることによって、多くの人に認知されるわけですから、自分も相乗りして売ってみようと考える中国人が出てきます。

人より先に出品していて、販売実績があって、実際に使った人の口コミがある状況であれば、多少相乗りされてもそれほど痛くも痒くもないです。

商品に対して、販売者に対しての信用があれば、何も実績のない販売者よりは信用がある方を勝手に選んでくれるからです。

ただ、COTONのような革新的な商品となると、中国人の面白くも悪いところとして、粗悪コピー品を製造して販売してしまうところですね。

実際、私の店舗から3台買ったお客様が粗悪コピー品を198元(約4,000円)で販売していたからです。

彼らも実際に正規品を「サンプル」として購入して研究していたということですね(笑)

最後は、ハイアールの本拠の中国側が正式な中国版として「CODO」という名前で300元(約6,000円)で6月くらいから発売を始めたので、価格的に勝負にならないと考えて撤収したというのが事実でした。

今また「発掘アイテム」が!しかも未だライバルゼロ

現在、また全く違う商品を「発掘」して売っています。

まだ口コミがバイラルしているという状態に至っておらず、爆売れというほどではない(今のところ自身でバイラル広告などを売っているわけでもない)ですが、そうは言っても宣伝なしで10数個売れちゃっているわけです。

まだ、同じ商品に相乗りした人はゼロです。

これからその商品を手にして実際に使った人が良い商品と感じたら・・・、また新たなビッグウェーブが来るかもしれませんよ。

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