以前、コンビニATMの海外発行カードの1回あたりの引出限度額が引き下げ という投稿をしました。
コンビニATMで銀聯カードを使った引き出しは、セブン銀行・ローソンATMが1回あたり5万円までの引き出し制限。
イーネット(ファミリーマートなど)が4万円までの制限。
その後も、ゆうちょ銀行に制限がかかり、7月になってイオン銀行・東京三菱UFJ銀行・三井住友銀行のATMにおいても1回あたり5万円までの制限がかかりました。
主要銀行で、残る砦はみずほ銀行になりますが、規制がかかるのも時間の問題でしょう。
※7/16追記: みずほ銀行でも17日から規制がかかることになりました
理論上は銀聯カードは1日あたり1万元(投稿日時点で約15万7000円)相当の日本円を引き出すことは可能ですが、
例えば15万円を引き出すために、5万円ずつの引き出しを3回行うと、
中国の銀行側手数料+日本のATM手数料(概ね1回75~110円)のダブル請求が3回も取られます。
そんなに取られてしまっては手数料がハンパない!でも?
cf: 中国においての銀行キャッシュカードの作り方 中国においての銀行キャッシュカードの作り方 その2
例えば、今まで手数料が安い安いと言われていた華夏銀行のキャッシュカードを使って、15万円を引き出した場合、
中国側手数料: 24元(約377円、1日1回は手数料無料だが、2回目以降12元/回)
日本側手数料: 225~330円
ということで、600~700円程度の手数料負担となります。
15万円も一気に引き出さないで、我慢して1回5万円で抑えられるなら3日間に分けて、中国側手数料0+日本側手数料225~330円にするのも手ですが(笑)。→7/16追記: もうそうするしかなくなりました(笑)
どうしても、10万円以上を(今ならみずほ銀行で)1回で引き出したい場合、どうしましょう?
結局は、手数料が安い中国の銀行口座を作るしかありません。
中国側引き出し(両替)手数料が安いところを探る!
各銀行の手数料をどうやって調べるの?と疑問になるところですが、インターネットユーザーから集めた情報をまとめたデータベースがちゃんとあります。
この表のATM取现(現金引き出し)が免费(暂免)になっているところがATM引き出し手数料です。
例えば、華夏銀行。
银联卡(銀聯カードの一般カード)で、
「每天第1笔免费、超出12元/笔」(毎日1回目無料、以降12元/回)
と表記されています。
これをもとに探るのですが、ちょっと気になる点が…。
中国国内の地名に詳しい方であれば、気付くかもしれませんが、
とてつもなく地方銀行が多いです・・・。
そんな中で、上海を基準として、作れそうな銀行。
- 恒豊銀行 (ATM手数料無料)
- 寧波銀行(の上海支店、上海各地に支店あり、ATM手数料無料・ただし1日10回までの引き出し制限)
- 浙江泰隆商業銀行(上海各地に支店あり、ATM手数料月8回まで無料)
- 渤海銀行(上海各地に支店あり、ATM手数料月3回まで無料、4回目以降12元/回)
- 浙江稠州商業銀行(上海各地に支店あり、ATM手数料月3回まで無料、4回目以降12元/回) →私この銀行は既に口座があります(笑)
ちなみに、ちょっと面白いのは金華銀行という浙江省の地方銀行。
手数料無料ではないですが、2元/回。
少額をこまめに引き出すのであれば、悪くない選択です。
次回、中国へ行ったらまた何枚かキャッシュカード作ってこようと思います。